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木造追儺面(父鬼、子鬼)附木造追儺面(母鬼)

ページ番号:410-465-030

最終更新日:2021年3月4日

指定情報

指定

《国指定 彫3271号》 昭和47年5月30日

所在地 鯖江市川島町 加多志波神社
管理者 川島町
時代

鎌倉時代後期

員数 3面

概要

 「追儺(ついな)」とは「鬼やらい」ともいい、節分の夜、大豆をまいて鬼(わざわい)を追い払う行事のことである。元来は、宮中の年中行事の一つで、大晦日の晩に行われていた。加多志波神社に奉納される追儺面は、父・母・子鬼の3面で、国の重要文化財に指定されている。毎年2月11日の「おこない」祭事の時には、一般に公開される。
 これらの面は、3面で一具のものである。母鬼面は、後世に大幅な補修がなされ同等には扱えないが、父および子鬼面の制作は、鎌倉時代に溯る珍しい遺品である。いずれも裏面にほぼ同文の朱漆(しゅしつ)(めい)があり、全文が残る子鬼面には、「越前国今北西郡成得保日吉別所 蓮華寺(れんげじ)修正常住子鬼面也(梵字ウン) 貞和(じょうわ)二年歳次丙戌正月十三日修補之」と記される。つまり、これらの面は蓮華寺の修正会(しゅしょうえ)所用のものであり、南北朝時代の貞和2年(1346)に修理されたということである。蓮華寺という寺は残っていないが、加多志波神社の観音堂がこの寺の後身と伝えられる。
 鎌倉時代以降に作られた追儺面にはこれらに匹敵するものがないと思われるほど、加多志波神社の追儺面には生彩がある。父・子鬼の2面は、舞楽(ぶがく)面の影響を受けつつも、追儺面としての独自の立場も示しているもので、母鬼面も一部に元の形を残しており、古制の一典型を伝えている。

コラム 雨乞い伝説

 この面には、川島の川に流れついたものを老婆が拾い上げ、奉納したとの伝説がある。日照り続きの時には、面に水をふりかけると雨が降るといわれ、雨乞いの御神体として崇められた。

※一般公開はしていません

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