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加多志波神社の鼻高

ページ番号:104-198-966

最終更新日:2017年5月28日

指定情報

指定

《市指定 第13号》 昭和50年8月25日

所在地 鯖江市川島町 加多志波神社
管理者 川島町
時代 室町時代後期
員数 1面

概要

 川島町の加多志波神社には、国指定重要文化財の木造追儺面(ついなめん)(彫第3271号)、県指定文化財の木造聖観音(しょうかんのん)菩薩立像(第147号〕の他に、この鼻高(1面)が奉納されている。
 本面は木造、漆塗りの面で、彩色が施されており、面の長さは25.0cm、幅17.0cm、厚さ4.0cm、肉厚2.3cm、重さ400g、鼻の高さは10.0cmである。
 背面部に、「此面者天文七年五月十一日作果也 奉伽像脇行泉坊より廿文 大瀬殿より廿文 戒乗院□十禅執立三□行月 (花押)」との墨書銘があり、天文7年(1538)5月に奉納されたことがわかる。また、「大工新兵衛作 意匠 弐百文入用也 色取雑に百文入用也 以上三百文入用 大日本国越前川島庄内 山王八幡宮御殿之宝前西之方の一畳」とも記され、大工・新兵衛が作り、費用が300文の費用をかけて制作されたことがわかる。
 作風は素朴であるが、反面豪壮でもあり、地方にあっては珍しい形態をもつものである。

コラム 天狗(てんぐ)

 鼻高とは天狗のことである。山奥で聞こえる正体不明の怪音が、天狗の古い形であるらしい。山に入って修行する山伏(やまぶし)は、山には神がいると考え、これを具体的な姿で描き出したものが天狗だといわれる。天狗は山伏姿か白衣(修行時の服装)で描かれる。朱面で鼻の高い天狗よりも、(からす)天狗といって鋭いくちばしを持ち、背に翼を持った姿の方が古いらしい。山伏が厳しい修行を経て身に付ける超能力を「験力(げんりき)」というが、天狗ははじめからこの力を持つと考えられた。

※一般公開はしていません

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