このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動




サイトメニューここまで
本文ここから

木造聖観音菩薩坐像

ページ番号:137-421-813

最終更新日:2018年1月11日

木造聖観音菩薩坐像

指定情報

指定

《市指定 第34号》 平成7年3月30日

所在地 鯖江市南井町 片上神社
管理者 南井町
時代 鎌倉時代後期
員数 1躯

概要

 片上神社には、十一面観音(鯖江市指定第33号)・聖観音・阿弥陀如来(鯖江市指定第35号) 、の三尊が安置されている。この神社は、元の春日神社と白山神社を合わせて祀ったもので、三体の仏像は元は白山神社の白山三所権現(はくさんさんじょごんげん)本地仏(ほんじぶつ)として祀られていた。
 観音菩薩は「観世音(かんぜおん)」「観自在(かんじざい)」ともいい、一切の衆生をよく観察して、自在にこれを救済するという。同じ菩薩でも、来世的性格の弥勒(みろく)に比べ、観音は現世の利益が中心である。多種多様な功徳を具体的な形で表現した多面多臂(ためんたひ)の異形の観音が現れてからは、これら変化観音に対して、それ以前からの本来の観音を(しょう)(正)観音と、区別して呼ぶことがある。
 片上神社の聖観音は、像高37.2cm、(ひのき)一木造(いちぼくづくり)で、箔押し仕上げである。一材から頭体を彫り出し、この幹部に、両肩・ひじ・手首・両脚部および裳先などを()ぎ付ける。眉間には、木製の白毫(びゃくごう)がはめ込まれている。
 三尊とも皆同じ顔立ちをしていることから、同時代に作られたもので、鎌倉時代終わり頃の作品と推定される。白山三所権現の三体そろった遺品は数少なく貴重なもので、神社背後の文殊山と白山との関係を伝える好例といえる。

コラム 白山三所権現

 御前峰(ごぜんがみね)白山妙理大菩薩(はくさんみょうりだいぼさつ)大汝峰(おおなんじみね)大己貴(おおなむち)神、別山(べっさん)に小白山別山大行事をまつり、それぞれの本地仏を十一面観音、阿弥陀如来、聖観音とし、白山三所大権現と称する。

※一般公開はしていません

本ページの無断転用・転載を禁じます

お問い合わせ

このページは、文化課が担当しています。

〒916-0024 鯖江市長泉寺町1丁目9番20号

文化振興グループ
TEL:0778-53-2257
FAX:0778-54-7123
文化財グループ
TEL:0778-51-5999
FAX:0778-54-7123

このページの担当にお問い合わせをする。

情報がみつからないときは

サブナビゲーションここまで

鯖江市章
〒916-8666 福井県鯖江市西山町13番1号
TEL:0778-51-2200(代表)
FAX:0778-51-8161
  • 鯖江市の花・木・鳥
    つつじ・さくら・おしどり
  • 人口と世帯
  • 鯖江市の動物レッサーパンダ
    メガメガ・ウルウル
トップへ戻る
Copyright (c) Sabae City. All Rights Reserved.
このページのトップに戻る