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長禪寺釈迦牟尼如来立像

ページ番号:151-420-637

最終更新日:2018年1月7日

長禪寺釈迦牟尼如来立像

指定情報

指定

《市指定 第14号》 昭和50年8月25日

所在地 鯖江市尾花町 長禪寺
管理者 曹洞宗能仁山長禪寺
時代 室町時代後期
員数 1躯

概要

 長禪寺の寺伝では釈迦牟尼如来は行基(ぎょうき)(668~749)作という。台座の「元亀(げんき)壬申(じんしん)春 本國今立郡河和田庄 金谷村 寄進 如来」の墨書銘から、元亀3年(1572)に金谷村の人が同寺に寄進したものであることがわかる。
 像自体の高さは86.5cmで、高さ18.5cmの蓮華座に立つ。(けやき)一木造(いちぼくづくり)で、表面は黒漆塗りである。頭の部分は、頭頂の肉髻(にっけい)部をやや小さく、頭髪を整然と波状に刻む珍しい形であり、肉髻相をややうず高く特異な形で刻む。額の白毫(びゃくごう)は、木製のものをはめ込む。納衣は両肩を覆い、さらにその端が右肩にかかるやや複雑な形である。右手は軽く曲げて胸前にあげ五指を開き、左手は下に垂れて五指を開く、与願施無畏(よがんせむい)の印を結ぶ。掌を外に向け、説法する仏の姿である。表情は目を伏せて、微笑を浮かべる。
 がっちりした肩幅の堂々とした体つき、にぎやかに深く、かつ力強く刻まれた衣のひだの表現には、平安時代前期の仏像彫刻の特色がみられる。しかし、その柔らかな肉付けをもつ表情や体つき、写実味の加わった衣文の刻まれ方などから、本像はいずれかの古像を手本として作られたもののようで、その製作は室町時代後期と推定される。像と台座が同時期に制作されたか明らかではないが、像の制作が先行したとしても、さほど大きな年代の隔りはないと思われる。作風は雄大で、地方には類例が少ない像である。

コラム 行基

 奈良時代の高僧。当時の僧侶の活動は寺院の中に限られ、民間への布教はあまり活発ではなかったが、行基は農民のための用水施設や道路・橋を造るなど、布教と社会事業に尽くした。また、東大寺の大仏建立にも関わった。

※一般公開はしていません

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