木造阿弥陀如来立像
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最終更新日:2018年4月12日
指定情報
指定 | 《市指定 第60号》 平成12年3月1日 |
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所在地 | 鯖江市西大井町 専蓮寺 |
管理者 | 真宗大谷派冷眉山専蓮寺 |
時代 | 鎌倉時代 |
員数 | 1躯 |
概要
冷眉山専蓮寺は、鯖江市西部の高台に位置する浄土真宗大谷派の寺院である。
当像は
その着衣形式や作風の特徴から、鎌倉時代の作と推定される。特にそのかわいらしい面貌や体型は、13~14世紀に作例が多い善光寺式阿弥陀像のそれを思わせるもので、本像の制作も13世紀後半から14世紀前半頃かと推定される。
コラム 善光寺式阿弥陀像
一光三尊形式で、中尊阿弥陀如来立像は通肩の衣に右手を上げ、左手を垂下する。右手は5指を開いて軽く曲げ、左手は大指と無名指・小指とを捻る。施無畏願印とほぼ同形で、飛鳥時代の如来像に同様の印が見られる。これを一般的に善光寺式阿弥陀印と呼び、この印をもつ像を一般的に善光寺式阿弥陀像と呼ぶ。脇侍の観音・勢至菩薩は腕前で両手に宝珠を抱いた形に作られるものが多い。
阿弥陀信仰と浄土教が盛んになるにつれ、飛鳥時代に長野の善光寺に安置された阿弥陀三尊が尊崇を集め、いわゆる善光寺信仰・参りを生み出した。藤原時代末~鎌倉時代にかけて本像を模倣したものが各地で造られた。善光寺の本尊である金銅阿弥陀如来および両脇侍立像(重要文化財)が代表的なものとして知られている。
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