木造地蔵菩薩坐像
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最終更新日:2018年1月11日
指定情報
指定 | 《市指定 第37号》 平成7年3月30日 |
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所在地 | 鯖江市日の出町 王山地蔵堂 |
管理者 | 舟津町2・3・4丁目 |
時代 | 鎌倉時代初期 |
員数 | 1躯 |
概要
地蔵は釈迦の入滅後、弥勒が救世主としてこの世に出現するまでの、無仏の世の中に現れて、人々を救済する菩薩である。特に、六道中最も苦しみの大きい地獄の衆生を救うことが、本願であるという。
像高51.5cm、
白毫や両耳たぶは欠失し、鼻先と三道はすり減っている。また、体背面や両ひじから先、両脚部などの後補や、右耳やあごの彫り直しなどの補修の部分もあるが、頭体部は制作当初のものであり、仏像としてはかなり良いものである。丸顔で目鼻立ちが小さく、真ん中に集まっており、12世紀後半のものの典型的な顔立ちをしている。口許の結び目が厳しく、おとがいが高くなっているのも、鎌倉時代初期のものの特徴である。12世紀まで遡る古い時代の地蔵は珍しいもので、しかも坐像のものは数少く貴重である。
コラム 六道
この世でなした善悪の行為により、次の世に生まれ変わる六種類の世界(地獄・
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