塑像心木
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最終更新日:2018年4月13日
指定情報
指定 | 《市指定 第69号》 平成15年年3月1日 |
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所在地 |
鯖江市中野町 中野神社 |
管理者 | 中野町 |
時代 | 奈良時代 |
員数 | 1躯 |
概要
心木は、全高137.0cm・頭部長21.7cm・頭部幅8.7cm・頭部奥10.5cm・肩部幅21.8cm・腰部幅21.2cm・腰部厚16.0cm・基部幅15.4cm・基部厚8.6cmで、木心を前方遠くにはずした檜の一材から彫出する。おおよそ像の輪郭を造形している塑像の心木と考えられる。頭部はやや下を向き、腰をやや左にひねっており、元の像の姿勢を反映しているものと思われる。体部には胸から腹部にかけて腰部などに、横方向の浅いくぼみを階段状につけており、塑土を付けやすくするための縄などのすべり止めのためかとも思われる。頭部から基部まで、その形はすらりとし、微妙な凹凸による柔らかな質感を見せ、それ自体が彫刻作品であるかのような出来栄えである。
心木を収められている箱には明治41年の「履歴」があり、観音の縁日である十八日に祭礼をおこなってきたことが記され、もとの塑像への信仰が心木となっても連綿と受け継がれてきたことが伺える。また、この心木の頭部がやや長いことから考えて、もとは十一面観音像であった可能性が高い。
この心木は、一木式の全国でも数少ない造形心木に分類される。
コラム 縁日
神仏の降誕・示現・誓願など、特別の縁がある日(
毎月5日を
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