狛犬
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最終更新日:2018年1月12日
指定情報
指定 | 《市指定 第43号》 平成9年3月1日 |
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所在地 | 鯖江市鳥井町 春日神社 |
管理者 | 春日神社 |
時代 | 室町時代 |
員数 | 1対 |
概要
広い参道に朱塗りの大鳥居があったので、中世からこの地を鳥井村と呼ぶようになったという。春日神社の本殿は、国の重要文化財に指定されている(国指定建2056号)。
狛犬は神社拝殿に安置され、向かって左に
吽形は、目をみはるが口は閉じ、角の有無は不明である。阿形は、目を怒らせてみはって口を開き、角は表さない。いずれもたてがみを表し、前肢を立て、後肢を曲げて坐る。保存状態は全体に磨損、虫食いが見られる。どちらも尾を失い、阿形は右前肢先と右後肢先を欠失し、吽形は左後肢先および鼻先を欠失、左耳先が割損している。なお、両像とも左腹部に「天長八年(831)」の
鎌倉時代の狛犬は、動きの激しい表現が特徴であるのに対して、室町時代になると彫りが浅く、ずんぐりとしたスタイルのものが多くなってくる。春日神社の狛犬は直立したスタイルで、室町時代のものと考えられる。阿吽一対の狛犬として、なかなか優れた出来ばえである。
コラム 阿吽
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