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木造菩薩形立像

ページ番号:798-068-359

最終更新日:2018年4月12日

木造菩薩形立像

指定情報

指定

《市指定 第51号》 平成10年3月31日

所在地 鯖江市中野町 中野神社
管理者 中野町
時代 鎌倉時代
員数 1躯

概要

 箱書きによると、明治41年(1908)、内務省の社寺併合訓令により、中野神社へ合祀されたとされる。
 像高156.7cm、欅の一木造。頭体幹部は一材から彫り出し、これに左手は肩とひじ、右手は肩と手首を矧ぎ付ける。背面半ばから膝裏まで背刳りを施し、背板(蓋板)をあてる。両耳たぶは欠失している。左ひじから先、右ひじ上から先・両足先・持物は、後補である。頭上は欠損して不明であるが、首に三道を表す。条帛(じょうはく)天衣(てんね)()腰布(ようふ)を身にまとう。左手を曲げて前に出し、右手は体側に垂れて掌を前に向け、右膝をやや緩めて立つ。
 面相部や三道・左胸はやつれのためか削り直されており、当初のかたちと異なると思われるが、顔はやや長めの卵形でふくらみがあり、腹部や長めに作られる両大腿部の肉付けには、柔らかさが感じられる。正面の裳の、折り返し部の端の畳み方にやや過剰な表現をみせることから、制作は鎌倉時代後期とみられる。いかり肩とする姿勢、大腿部に衣文を刻まず、また体側で裳を一度たくしあげるところなど古様をみせる。なお、この菩薩像は本地仏であった可能性もある。

コラム 菩薩

 菩薩は人々を苦しみから救済しつつ、自らの悟りを求めて修行中の者で、将来は如来になることが約束されている。その姿は、釈迦の出家前の姿、つまり王子であった時の貴族の服装である。如来のように袈裟はまとわず、条帛という細い裂を上半身にまとい、天衣をつけ、腰には(くん)を巻き付ける。また、宝冠や耳飾り・胸飾り・腕輪を身に付けて、全身をにぎやかに飾りたてている。

※一般公開はしていません

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