このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動




サイトメニューここまで
本文ここから

木造聖観音菩薩立像

ページ番号:614-936-569

最終更新日:2017年5月18日

指定情報

指定

《県指定 第147号》 昭和44年4月1日

所在地

鯖江市川島町 加多志波神社
管理者 川島町
時代 平安時代後期
員数 1躯

概要

 父・母・子鬼の「木造追儺面(ついなめん)」(国指定彫3271号)が奉納される加多志波神社に、同じく安置される聖観音像である。この神社の前身は蓮華寺という堂宇であり、そこの聖観音像が災禍を免れ、現在に伝えられたという。蓮華寺壊滅後、里人が現在の場所にお堂を建立して観音堂と称し、その本尊として崇められたものである。
 像高104.0cm、桧の一木造(いちぼくづくり)である。頭頂の宝髻(ほうけい)から足裾まで一材で彫り出され、内刳りは全く施されていない。表面の漆箔や両足先、光背および台座は、後補である。左手を曲げて蓮華をもち、右手は五指を伸ばして腰のあたりまで垂れている。条帛(じょうはく)()・膝前に二段にかかる天衣(てんね)を身にまとって立つ。引き締まった丸顔で、密教像特有の宝髻を高く結び、腰の太い充実した姿を表す。  
 裳裾の両端に翻りをみせる衣文(えもん)の刻まれ方には、平安時代前期の趣が残る。しかし、全体的に表現は穏やかであり、衣文の彫り出しもかなり形式化されているので、11世紀頃の地方作と推定される。なお、像の背面には、火災の際の痕跡が残る。

コラム 仏像の種類

如来(にょらい):真理を悟った者のことで仏陀(ぶっだ)(ぶつ)ともいう。
   釈迦(しゃか)薬師(やくし)阿弥陀(あみだ)大日(だいにち)など。
菩薩(ぼさつ):悟りを求めて修行する者で、将来は如来になることが約束されている。
   弥勒(みろく)観音(かんのん)普賢(ふげん)文殊(もんじゅ)地蔵(じぞう)日光(にっこう)月光(がっこう)など。
明王(みょうおう):如来が通常の姿では救いがたい衆生(しゅじょう)を、威力をもって仏教に導くために変身した姿。
   不動(ふどう)愛染(あいぜん)孔雀(くじゃく)金剛夜叉(こんごうやしゃ)など。
天部(てんぶ):本来はバラモン教など異教の神々で、仏教にとりいれられて護法神とされた。
   四天王(してんのう)金剛力士(こんごうりきし)吉祥天(きっしょうてん)など。

※一般公開はしていません

本ページの無断転用・転載を禁じます

お問い合わせ

このページは、文化課が担当しています。

〒916-0024 鯖江市長泉寺町1丁目9番20号

文化振興グループ
TEL:0778-53-2257
FAX:0778-54-7123
文化財グループ
TEL:0778-51-5999
FAX:0778-54-7123

このページの担当にお問い合わせをする。

情報がみつからないときは

サブナビゲーションここまで

鯖江市章
〒916-8666 福井県鯖江市西山町13番1号
TEL:0778-51-2200(代表)
FAX:0778-51-8161
  • 鯖江市の花・木・鳥
    つつじ・さくら・おしどり
  • 人口と世帯
  • 鯖江市の動物レッサーパンダ
    メガメガ・ウルウル
トップへ戻る
Copyright (c) Sabae City. All Rights Reserved.
このページのトップに戻る