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木造阿弥陀如来立像

ページ番号:289-582-329

最終更新日:2018年4月12日

指定情報

指定

《市指定 第65号》 平成13年3月1日

所在地 鯖江市横越町 本山證誠寺
管理者 真宗山元派本山 證誠寺
時代 平安時代末~鎌倉時代初頭
員数 1躯

概要

 浄土真宗山元派本山證誠寺(しょうじょうじ)は、越前4ヶ本山のひとつで高田系三河門徒の如導(にょどう)の高弟道性(どうしょう)が至徳2年(1385)に開基、文明7年(1475)に現在地へ移ったとされる。第20世善超(ぜんちょう)筆による由来書に寄れば、本像は恵信(えしん)僧都(そうず)感得像(かんどくぞう)で、宝暦9年(1759)当寺末寺の本覚寺(清水町)の正恵法師により奈良長谷寺よりもたらされたという。
 像高94.0cm。肉髻(にっけい)螺髪(らほつ)は切り付け。肉髻珠(にっけいしゅ)を現さない。白毫(びゃくごう)相(水晶嵌入(かんにゅう))をあらわす。右足をやや広げて立ち、右腕屈臂(くっぴ)、左腕垂下で来迎印を結ぶ。衲衣(のうえ)偏衫(へんさん)を着け、(くん)をはく。漆箔のため明確ではないが桧の一木造と思われ、頭体幹部を一材から彫り出し、体部背面を割り()いで内刳りを施す。頭部も後頭部を割り矧ぎ内刳りを施し、さらに面相部を割り矧いで玉眼を嵌入する。 左手は肩以下袖の外側を含み一材矧ぎ付け。袖部の内側一材矧ぎ付け。手首先差し込み。右手は肩以下、肘および袖の後方部一材矧ぎ付け。前膊(ぜんぱく)にかかる袖の内外各一材矧ぎ付け。両足先各矧ぎ付け。足ほぞに墨書銘をもつ。
 均整の取れた体躯と丸い相貌、螺髪(らほつ)が細かく、髪際(はっさい)が一文字で鼻や口は小さくくっきりと刻まれる。体躯の肉付けは穏やかで衣文も浅く整えられる。丸く張りのある相貌は定朝様(じょうちょうよう)の系譜に連なりながら、表情には意思的な感覚も漂わせる。これらから本像の制作は、12世紀末から13世紀初頭の中央の作者の手になるものと考えられる。

※一般公開はしていません

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