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木造天部形立像 附厨子

ページ番号:666-968-042

最終更新日:2026年4月1日

(1)厨子扉形蓋外面 墨書
 正八幡示現河曲山鎮守 泰澄大師
 本地阿彌陀佛尊像   御彫刻
(2)厨子背面壁外側 墨書
 越州今北東郡

指定情報

指定 《市指定 第168号》 令和8年3月31日
所在地 鯖江市北中町
管理者 円入寺
時代 平安末期~鎌倉
員数 1躯

概要

 仏教の天部形像。宝冠を被り、三道(首に刻まれた3本のしわ)が刻出されるが、中国の貴人風の着衣で直立し威儀を正す。腹前で拱手することから日本の神像(神を中国風の装いの天部形で表すのは神像が作られ始めた平安初期からみられる)と考えられる。
 像全体に顔の表情や衣紋が明瞭に確認できないほどに表面は磨滅、もしくは元々目鼻を彫刻せずに宝冠の文様も含めて墨画により表現していた可能性も考えられる。このような表現は、衣紋をほとんど彫刻しないことも含め、平安末期以降の小神像に多く見られる方法で、本像を神像とする根拠になるとも考えられる。
 厨子は造像以降の作と推定されるが、「正八幡」神とも「本地阿彌陀佛」ともその姿が相違する。神に関わる薬師如来像を天部形で表現したように本地阿弥陀仏を天部形で造形されたものか、名前不詳で集落に伝来した像を、姿にこだわらず八幡神としたのか、判断は困難だが、市域の古い神像として貴重である。

※一般公開はしていません

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