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かんしゃくを起こし、自分の手を噛むことがある(0〜3歳)

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最終更新日:2024年3月1日

こどもがかんしゃくを起こすと周りの大人はどのように対応すればいいか困ってしまいますね。
かんしゃくの反応はそれぞれで、大きな声を出す、頭を床や壁にぶつける、自分を噛むなど様々です。
かんしゃくが続く時間もそれぞれで、すぐに別のことに切り替わる子や30分以上続く子もいます。

<かんしゃくの原因>
(1)安全を確保して見守る
かんしゃくを起こしている時は子どもの感情が高ぶっているため、基本的には声をかけずに見守りましょう。
しかし、自分の手を噛んだり頭を打ちつけたりする時は、怪我をしないように大人が気をつけましょう。
具体的には、何か他に噛めるもの(タオルなど)を渡す、頭を打ち付ける子には頭と壁などの間にクッションを入れる、マットが敷いてある部屋につれていく等してみましょう。
部屋からの飛び出しにも気をつけてください。

(2)泣きが落ち着いてきたら低めの声でゆっくりと声をかける
少し落ち着いてきたら、優しくゆっくりと声をかけましょう。いつもよりワントーン低い声を心がけてください。
子どもの様子を観察し、視線や表情、指差しなどで子どもの伝えたいことがわかったら、「〇〇したかったね」「〇〇ができなくて嫌だったね」等子どもの気持ちを代弁してあげてください。
嫌がらなければ優しく抱きしめて、ゆっくりと揺れてみましょう。

(3)かんしゃくを起こしたときの対応は統一して
場面や人によって対応が違う(パパならお菓子をもらえたのにママだともらえない等)と子どもは混乱し、より強く泣けば要求が通ると思ってしまいます。
要求をどこまで受け入れるかはご家庭の方針によって違うので、ルールを決めて守りましょう。

(4)周りの大人も落ち着いて
かんしゃくを起こすタイミングが、静かにしてほしい時や他にも人がいる時だと困ってしまいます。
早く泣き止まなくてはと思い、つい声を荒らげてしまうこともあります。
しかし、それは逆効果で余計に子供の泣きが強くなってしまう可能性が高いです。
まずは、大人が一旦深呼吸をして落ち着いて対応しましょう。

かんしゃくは、その子なりのこだわりや切り替えの苦手さが関係している場合もあります。かんしゃくがなかなかおさまらない時や4,5歳まで続く時には、園や子育て支援センターにじいろ、健康づくり課に相談してみてください。