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肌がカサカサしている(2~3か月)

ページ番号:944-852-833

最終更新日:2022年11月23日

赤ちゃんの肌荒れについて

1歳頃までの赤ちゃんは、その皮膚の特性から肌荒れを起こしやすいといわれています。肌荒れの原因は様々ですが、赤ちゃんの肌を守るために一番大事なケアは「清潔」と「保湿」です。ただ、毎日ケアをしていても、お肌のトラブルがあるかもしれません。ジュクジュクが悪化している場合や、赤みを帯びた湿疹が出る、いつも掻いている、範囲が広いといった場合などは、出来るだけ早めに皮膚科を受診しましょう。

《赤ちゃんの皮膚の特徴》                                                                                          ◎生後1~3か月ごろの赤ちゃんは、皮脂の分泌が多く、顔や頭皮がベタベタに                                                                   お母さんの体内のホルモンに影響されているので、皮脂の分泌が盛んになっています。黄みがかった厚いカサブタができたり、カサカサになったりします。髪の生え際など頭に発症することが大半で、顔や胸など皮脂が多い部位と、脇の下などこすれやすい部位にもできやすいです。                                                                           
◎生後3か月を過ぎると、乾燥肌に                                                                                      生後3か月を過ぎて皮脂の分泌が急激に少なくなります。また、赤ちゃんの皮膚は大人の1/2程度の厚さしかないので、皮膚の水分を保てず乾燥肌になりがちです。皮脂をとりすぎると乾燥が進むので、洗いすぎに注意し、しっかりと保湿することが大事です。乾燥することで起きる湿疹や赤みとともにかゆみがでるので、こまめに保湿をしましょう。                                             
《毎日のケアについて》                                                                                          (1)皮膚を清潔に                                                                                               たっぷりの泡でなでるように洗いましょう。泡のクッションで皮膚への刺激が少なく、汚れを浮かしてキレイに洗えます。肌の乾燥が気になる部位は、湯で洗い流すだけにするなど、肌の状態を確認しながら洗浄しましょう。二度洗いをすると必要な皮脂まで洗い流してしまうため、一度洗いで十分です。                                                                 
(2)保湿                                                                                               保湿には、肌のバリヤ機能を高め、細菌やウイルスなどが赤ちゃんの体内に侵入するのを防ぐ役割もあります。入浴後はタオルでしっかり水気をふき取った後は、なるべく早めに(目安10分以内)しっかりと保湿してあげましょう。                                                                                                ※拭き方の注意・・・タオルをポンポンと軽く体に押し付けて、特に乾燥している部位は水気が残らないようにしましょう。