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三峯村墓地跡

ページ番号:998-635-968

最終更新日:2021年5月18日

指定情報

指定

《市指定 第63号》 平成12年6月1日

所在地 鯖江市上戸口町94字16-1、16-2
管理者 個人
時代

鎌倉時代~江戸時代

概要

 三峯村墓地跡は、一乗谷を背後に控えた標高300mを越える丘陵南斜面に造営された墓地である。三日月形の平坦面上に墓坑と石塔を造営したもので、甕棺(かめかん)(合口)1基、蔵骨器3基、集骨器3基、火葬土坑3基、土坑(火葬骨を埋めた墓坑・遺体を埋葬した墓坑)76基、祭祀土坑1基が、平成10年に行われた調査で検出された。
 墓地の造営については、大きく3つの画期があったことが判明しており、1期(13世紀末~15世紀前半代)、2期(15世紀後半~16世紀代)、3期(17世紀代以降)で、それぞれの時期に墓地の造成が行われ、現在の景観になったと考えられる。2期が墓坑・造塔の最盛期であり、一乗谷朝倉氏の動向に関連しているものと考えられる。
 出土遺物からこの墓地の造営主体は寺院と考えられ、文献にみえる「三峯寺」の造営にかかるものとみられる。確実に寺院の存在を裏付ける資料は2期のものであるが、平泉寺僧兵が立てこもった三峯城の築城経緯等を考慮すると、1期においてすでに寺院が存在し、墓地を造営したと考えられる。
 鎌倉時代から造営された中世墓地で、ほぼ全域が発掘調査された事例は県内では稀で、今後の中世墓地研究において基本遺跡のひとつとなる遺跡である。特に三峯城の至近距離にあり、「三峯寺」の存在も想定できることから、山城・墓地・寺院という中世遺跡が一体的に残存している区域として、全国的にも貴重な遺跡群であると考えられる。

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