薬師堂古樹林
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最終更新日:2017年5月23日
指定情報
指定 | 《市指定 第7号》 昭和46年7月20日 |
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所在地 | 鯖江市下新庄町 |
管理者 | 下新庄町 |
概要
下新庄町の小山の上に薬師堂があり、平安時代中期の作といわれる木造薬師如来坐像(鯖江市指定第31号)がまつられている。この山は、
直径約20m、面積約560平方メートルの小山の上にケヤキ・ツバキ・イチョウなどが群生している。ケヤキの高木6本を中心にして、その下にヤブツバキの大木を主とした群落形成である。ケヤキの幹周りは130~460cmで巨木とは言えないまでも大きく、ヤブツバキも幹周り56~87cmと大きい。暖帯林の面影を残しており、林床にはジャノヒゲが繁っている。ケヤキの大木は落葉・落枝が甚だしいことから、近年、家の庭に植えることが非常に少なくなっていることからも、貴重な森だといえる。幹周り250cmのイチョウが1本生育して多くの
コラム 暖林帯
鯖江の平野部は植生的には暖帯に属する。常緑広葉樹のスダシイ・タブノキ・ヤブニッケイなどの高木層の下に、ヤブツバキなどが生育する群落を暖帯林という。しかし、燃料などに利用されてきたため、本来の自然を残す林は、島や海岸地帯以外では非常に少なくなっている。
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