照臨寺本堂東側の庭にある目通り399cmのセンダンの大木。通常樹高5～15m、胸高直径30～40cmであるが、大きいもので樹高20m、胸高直径90cmに達する。5～6月頃に淡紫色の小さな花を咲かせ、秋には黄褐色の実をつける。樹皮は鈍い黒い色を呈し、縦に裂ける。一般的には、静岡県以西、福井県以南等の本州海岸部や九州・四国・南西諸島・伊豆諸島・朝鮮半島・中国の暖帯に分布する。
　福井県が分布域のほぼ北限にあたり、内陸部でこれほど大きなセンダンは他に知られていない。照臨寺では初夏に薄紫の花を咲かせ、幹の袂ではアオバズクが営巣する。

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