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烏ケ森社叢

ページ番号:367-130-160

最終更新日:2017年5月20日

烏ケ森社叢

指定情報

指定

《市指定 第5号》 昭和46年7月20日

所在地 鯖江市水落町4丁目 神明社
管理者 神明社
面積 24,200平方メートル

概要

 市街地の中に残る広大な自然林で、社叢内には神明社や旧瓜生家住宅(国指定建1758号)・神明社神符納龕(県指定第361号)・神明社慶長の燈籠(鯖江市指定第16号)など多くの文化財が遺る。
 福井県内では、三国町の雄島(おしま)や小浜湾の蒼島(あおしま)の植生が、海岸地帯の暖帯林として原生林の状態をもつということで貴重なものとされているが、内陸部の町の中でこの社叢林は原生林に近い状態で維持されており、非常に珍しい。記録によると平安時代後期の大治4年(1129)頃、烏ケ森は大杉が繁って一面が原生林におおわれ、狐や狸などの小動物が住む人跡未踏の地であったという。今もなお、杉や松などがうっそうと繁り、当時の姿を残している。
 高木層のスギやヒノキ、常緑広葉樹のシラカシが樹高30m程に生育し、さらに落葉樹のケヤキやクヌギなどが見られる。着生植物のツタウルシやナツヅタ・フジが巻き付き、常緑のキヅタなども見られる。亜高木のコシアブラやアカメガシワ・クサギ・ウワミズザクラなども見られ、常緑のシラカシ・サカキ・ヒサカキ・イヌツゲ・ヤブツバキなどの潅木がうっそうと繁っている。林床にはベニシダが多く生えて、ツルアリドウシ・ショウジョウバカマ・イノコズチ・ヤナギバイノコズチ・ヒヨドリジョウゴ・ミツバアケビ・アケビ・ヘクソカズラ・ミツバなどが育つ。スギやヒノキは、幹周り3mを越すものは少なく、大半は2m代である。モウソウチクが参道の西側一帯に広がり、東側には古墳がいくつか見られる。

コラム 聖域

 伝承によると、どのような犯罪者も烏ケ森の神域に一歩でも逃げ込めば、捕まえることはできなかったという。これは、この神域が政治権力をはじめ、あらゆる俗権をはばむ不入権を持った聖域であったことを伝えるものである。

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