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三六の桜

ページ番号:111-105-599

最終更新日:2017年5月23日

三六の桜

指定情報

指定

《市指定 第6号》 昭和46年7月20日

所在地 鯖江市三六町1丁目
管理者 鯖江市
員数 1本

概要

 旧歩兵三十六連隊兵営の庭に植えられたもので、連隊を記念し当時をしのぶ貴重な桜である。現在の中央中学校の敷地は当時の連隊の体操場があった場所で、当初は6本の桜が文化財の指定を受けたが、枯れるなどして今は1本が残るのみである。品種は、バラ科サクラ属のソメイヨシノである。なお、同じく連隊の敷地内であった三六公園・三六武道館・神明幼稚園にも当時植えられたと思われる桜の木が残されている。
 現在、兵営跡は完全に市街地となり、当時の面影はほとんど残らない。三十六連隊は日清戦争(1894~95)を契機に明治31年(1898)に設立され、地元の人達の土地提供を受けて兵営と広大な練兵場が造られた。福井県の嶺北地方と岐阜県の3郡の男子がここに入営し、厳しい訓練を受けた。日露戦争(1904~05)では激戦地となった旅順(りょじゅん)奉天(ほうてん)の戦いに参加し、日中戦争(1937~45)、太平洋戦争(1941~45)でもここから兵士を送り出した。約50年間にわたる連隊の歴史の中で、戦死者は1万数千名、戦傷者は数万名にのぼる。戦争が終ってからは、兵営は福井大学の学舎、外地からの引揚者の寮などとして利用されたが、その建物もすべて取り壊された。
 兵営が置かれてから100年以上が過ぎ、ここで鍛えられた人達も少なくなってしまったが、激動の歴史をすべて知る三六の桜は、春になると変わりなく美しい花を咲かせ、平和のありがたさを知らせてくれる。

コラム ソメイヨシノ

 日本各地で最も多く見られる桜だが歴史は案外浅く、江戸時代末期にエドヒガンとオオシマザクラが自然交配してできたもので、江戸の染井(現在の東京都豊島区駒込)の植木屋から広がった。はじめヨシノザクラといわれていたが、奈良の吉野のヤマザクラと混同するので、明治になりソメイヨシノの名がついた。桜は日本文化を象徴する花として、古くから和歌や文学にうたわれてきたが、その桜はヤマザクラなど他の種類の桜である。

※中央中学校敷地内のため一般公開はしていません

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