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三峯の大いちょう

ページ番号:449-298-682

最終更新日:2022年5月7日

指定情報

指定 《市指定 第64号》 平成12年6月1日
所在地 鯖江市上戸口町地係
管理者 上戸口町
員数 1本

概要

 古来よりイチョウの気根や皮を煎じて飲むと母乳がよく出るといわれ、越の大徳といわれた泰澄大師の母も乳の出が悪かったことから「三峯の大いちょう」を訪ねたという逸話が残っている。また、このイチョウは江戸時代の『越前国(えちぜんのくに)名蹟(めいせき)(こう)』に紹介され、当時すでに古木として名を馳せていたようである。
 結実しないことから雄と推定されるこの「三峯の大いちょう」は、目通り6.6m、根廻り8m、枝張り15~16mと市内最大級で、昭和46年に鯖江市指定文化財、同48年に福井県指定文化財となった。しかし、昭和56年の豪雪によって根元から折れ、翌年に毀損を理由に指定解除となった。
 このとき、折れた古木を地元有志らが穴を掘って埋めたところ、新芽がめばえ、20年が経過した経過した現在では樹高・枝張りともに7~8m程度にまで再生している。このことから、奇跡的に再生した銀杏巨樹の代表例として巨木銀杏のデータ・写真を収集した『日本の巨木いちょう』に紹介されている。
 様々な逸話・伝承が残る三峯のシンボル的存在であり、地域の歴史・民俗資料的側面を有し、さらには生物学的にも価値のある貴重なイチョウといえる。

コラム 孤高のイチョウ

秋の代名詞といってもよいイチョウ。黄色いギンナン(イチョウの種子)を食したことがない人はいないほど、私達には馴染み深い存在である。しかし、銀杏に関する研究は意外とされておらず、その実態は不明とされる。学問的にイチョウはイチョウ目・イチョウ科・イチョウ属・イチョウの1種のみであり、親類縁者のいない孤高の植物である。もともと日本に自生していたものではなく、鎌倉時代から室町時代にかけて大陸から持ち込まれたと言われている。

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