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玉村弥左衛門家の羅漢樹

ページ番号:859-914-791

最終更新日:2017年5月20日

玉村弥左衛門家の羅漢樹

指定情報

指定

《市指定 第3号》 昭和46年7月20日

所在地 鯖江市中戸口町
管理者 個人
員数 1本

概要

 玉村弥左衛門家(「弥左衛門」は屋号)は、享保5年(1720)の鯖江藩入府ののち約90年間、32ケ村からなる中戸口組の大庄屋を勤めた旧家であり、古来村中では“おもや”と呼ばれていた。
 羅漢樹は、裸子植物マキ科のラカンマキの別名である。その分布は関東以西の太平洋側・四国・九州・沖縄の海岸に近い山地、さらには台湾や中国大陸に広がる。常緑の高木で、広く庭木として植えられ、また生け垣に利用されることもある。果実と花床を、「羅漢さま」の首と胴とに見立てたところからこの名がついた。果苞は赤く熟し、食べることもできる。
 玉村家は、江戸時代の寛文(かんぶん)年間(1661~73)からの墓があり、その頃この羅漢樹は庭木の一つとして植えられたようである。当時の庭の上に住宅が建ち、庭の形跡はなくなってしまったが、この羅漢樹と、やはり庭木として植えられ今も山際に高くそびえたトガ(別名ツガ)・モチノキが、往時の面影を映している。玉村家は山のすぐ下にあり、本来は熱帯や亜熱帯に生育するマキ科の植物が、このように大きく育ったのは不思議なことである。幹周り208cm、高さが約11m、樹齢は300年を越え、ラカンマキとしては珍しい巨木であり、鯖江市においては最大級のもので貴重である。

コラム 大庄屋

 鯖江藩では民政を円滑に推進するために大庄屋制がとられ、郡奉行が有力農民層から大庄屋を任命した。大庄屋は世襲性を原則とし、その職分は、代官から伝えられた法令などを庄屋に伝達し、また組下の農民の訴訟・願書などを吟味して代官に上申する、いわゆる下達上申の中間機関として重要な役割を果たした。

※一般公開はしていません

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