西光寺表門
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最終更新日:2017年3月31日
指定情報
指定 | 《国登録 18-0078》 平成21年1月8日 |
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所在地 | 鯖江市杉本町 西光寺 |
管理者 | 西光寺 |
時代 | 江戸時代中期 |
員数 | 1棟 |
概要
浄土真宗本願寺派、西光寺の表門である。江戸時代中期、当地にあった吉江藩の藩主・
一間一戸の薬医門形式の建物で、前方に張り出す冠木上の組物等には木鼻が施された蛙股、笈形付の大瓶束等も用いられている。これらの彫刻装飾はよくできており、近世中期の特徴を示している。
西光寺表門は、その規模に対して背が高く、ややバランスを欠くが、細部に施された彫刻装飾など見るべき点も多い。各部材の風触等から改造があったことが推定され、特に冠木を境にして、下部は簡素であるが堂々としているのに対し、上部は良く整った組物等を配している。結果として、2段に桁、梁を置くこととなっており、そのため建物の背が高くなったものと考えられる。寺の薬医門としては少し特異な形式をもっている。これらの点を考慮すると、寺伝で伝えるように吉江館の門が寄進され、寺の表門として改造された可能性がある。
この門は、吉江藩の御館にかかわる唯一の現存建物である。
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