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恵美写真館表門

ページ番号:631-134-660

最終更新日:2017年3月27日

恵美写真館表門

指定情報

指定

《国登録 18-0006》 平成10年1月16日

所在地 鯖江市本町3丁目 恵美写真館
管理者 個人
時代 明治38年(1905)

概要

 恵美写真館表門は、現在の店舗の南側に並ぶ薬医門(やくいもん)形式の建物で、躯体(くたい)を薬医門、屋根構造を洋風とする瀟洒(しょうしゃ)な印象を受ける建物である。
 その屋根はアーチ状の銅板葺とする特異なものであり、銅の緑青が年月の経過を物語っている。前面上部には洋館車寄せの虹梁 と同様な意匠の虹梁を設け、中央には球形の照明器具を取り付けている。側面(妻)には和風建築に見られない丸い破風(はふ)と、純和風の懸魚(げぎょ)の取り合わせがあり、和風に洋風を取り入れた特徴が認められる。構造的にも、湾曲した方杖で束を支えるなど他には見られない特徴がある。
 この表門も洋館も、施工は「イスルギヤ」と伝えられるが、越前市の石動(いするぎ)左官宅に設計図も保存されており、建築年代も明らかである。洋館とともに、再現することの容易でない、明治後期の擬洋風建築として質の高い建造物である。

コラム 日露戦争

 恵美写真館洋館・表門が建てられる前年の明治37年(1904)、満州に駐留するロシア軍をめぐっての交渉が決裂、日本とロシアは戦争状態に突入した。日本は、イギリス・アメリカの支持を受け、ロシア国内の混乱もあって有利に戦局を展開し、翌明治38年の旅順(りょじゅん)要塞攻略、日本海海戦の勝利によって、軍事上の勝敗を決した。

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