入母屋造(いりもやづくり)、桟瓦葺(さんがわらぶき)。桁行16 間半（30.120m）、梁間15間（25.070m）に及ぶ大規模な建物である。平面は、後門形式で、前方に参詣席、幅2 間の外陣、奥の内陣部も幅5間あり、金箔押の欄間彫刻や極彩色が施された小壁や蟇股(かえるまた)、組物などきわめて装飾的で、本山に相応しい大規模なお堂（御影堂(ごえいどう)）である。
　幕末の文久の火災後、ただちに再建に着手し、明治10 年(1877)に完成したと伝わる。県内で最大の木造建築であり、彫刻装飾に優れ、装飾的であり、市内に残る近代初期の神社建築として貴重である。（写真右）

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