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石造七重塔

ページ番号:750-968-011

最終更新日:2017年5月12日

石造七重塔

指定情報

指定

《市指定 第41号》 平成9年3月1日

所在地 鯖江市水落町4丁目
管理者 個人
時代 室町時代前期
員数 1基

指定概要

 安山岩製の層塔で、総高297cm、相輪高73.5cm、基壇53×56cm、同高34.5cm、初重軸部40×40cm、同高40cmの規模を有する。四仏坐像を陽刻した初重軸部は別材である。
 福井藩士村田氏春(うじはる)の編纂した『越藩拾遺録(えっぱんしゅういろく)』には「勝山市下毛屋(しもけや)泰澄(たいちょう)の母の墓所と伝えられる所があり、そこにこの七重塔があった。福井藩第7代藩主松平(まつだいら)吉品(よしのり)はこれを松平家の別邸御泉水邸(おせんすいてい)に運ばせ、下毛屋の跡には別の石塔をつくった」とある。おそらく、その後もこの七重塔は御泉水邸にあり、昭和期に入って戦災、震災を経てから鯖江の現在地に移設されたものと考えられる。
 年号と願主については、勝山市平泉寺(へいせんじ)玄成院(げんじょういん)庭の層塔にも同年、同願主の銘文があり、願主の永義(えいぎ)は僧侶と思われるので、同年に2基の層塔を建立したのであろう。当七重塔は保存状態もよく、永享6年(1434)の陰刻銘は奥越地方最古のもので貴重なものと思われる。基壇部には以下の銘文が陰刻されている。

(銘文)
 本宮重塔
 永享六甲寅
 願主永義

コラム 層塔

 屋根が何層かになっている塔で、層数は奇数が原則である。梵語のストゥ-パに漢字をあてた卒塔婆(そとば)を略して塔婆(とうば)と呼び、さらに塔婆を略して塔と呼んでいる。仏骨を蔵したり供養するための高層建築物である。

※一般公開はしていません

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