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古瀬戸鉄釉印花文四耳壺

ページ番号:128-285-004

最終更新日:2019年1月16日

古瀬戸鉄釉印花文四耳壺

指定情報

指定 《市指定》 平成10年3月31日
所在地 鯖江市西大井町 専蓮寺
管理者 真宗大谷派冷眉山専蓮寺
時代 鎌倉時代中期
員数 1点

概要

 本器(古瀬戸鉄釉印花文四耳壺(こせとてつゆういんかもんしじこ))は、おそらく蔵骨器として使用されていたもので、鉄釉を施した瀬戸焼の四耳壷である。刷毛塗りによる鉄釉の発色は初期段階の不安定さを示しており、粘土紐づくりによって形成が行われている。肩部には4つの取っ手(耳)を貼り付け、胴上部には菊花文を2段に印刻(スタンプ)し、この間をワラビ手文で組み合わせた印花文の文様帯が施されている。器高は28.4cm、口径10.0cm、底径10.0cm、最大胴径19.0cmを測る。
 四耳壷は、瓶子(へいし)とともに古瀬戸を代表する器種の一つであり、鎌倉時代前期より灰釉の施されたものが多く作られるが、古瀬戸中期様式から鉄釉の四耳壷が作られ始める。しかし、鉄釉四耳壷は灰釉四耳壷に比べて圧倒的に生産量が少なく、概ね灰釉100点に対して鉄釉5点の割合である。福井県においても、灰釉瓶子・四耳壷などの出土例は比較的多く見られるが、鉄釉製品は極端に少なく、丹生郡清水町小羽山遺跡出土の鉄釉瓶子程度である。
 本器はほぼ完全な形をとどめており、資料的価値が高く大変貴重なものである。また、美術的にも優れており古瀬戸を代表する鉄釉四耳壷の一つに数えられる。

コラム 古瀬戸

 常滑・越前・信楽・丹波・備前と並ぶ中世六古窯のひとつで、12世紀に南宋(中国)の龍泉窯<りゅうせんよう>や景徳鎮(けいとくちん)(よう)の製陶技術を導入して興ったとされる。

※一般公開はしていません

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