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今北山・磯部・弁財天古墳群発掘調査事業

ページ番号:385-197-557

最終更新日:2021年10月7日

今北山(こんぼくやま)磯部(いそべ)弁財天(べざいてん)古墳群調査事業

目的

古墳群の国史跡指定を目的とした範囲内容確認のための発掘調査を実施しました。

発掘調査期間

平成22年8月~平成29年3月

概要

3つの古墳群は、鯖江市東部を南北に延びる尾根上に立地します。概要については下記のとおり。

今北山古墳群 33基の墳墓・古墳が確認されています。標高133mの今北山頂部に築かれた1号墳(通称「今北山古墳」)は、古墳時代前期に築かれた全長75mを測る丹南地域最大規模の前方後円墳です。本古墳群の盟主的存在で、二重口縁壷を有する北陸地方最古級の大型前方後円墳であることが判明しています。古墳群の造営期間は、弥生時代後期終末期から古墳時代後期まで長期にわたりますが、古墳時代中期に属する古墳については未確認です。

磯部古墳群 今北山古墳群が分布する主丘陵から東へ派生する尾根上に築かれた方墳6基からなる小規模古墳群。1号墳と2号墳を隔てる溝から古墳時代前期の土器が出土していることやすべて方形墳であることから判断して、弥生時代後期から古墳時代前期にかけて造営されたとみられます。

弁財天古墳群 47基の墳墓・古墳が確認されています。弁財天山頂上付近で弥生時代後期前半頃に築かれた二重の壕と複数の建物を持つ北陸地方最古級の高地性環壕集落が確認されています。弁財天山と谷を隔てた北側尾根頂上に築かれた15号墳は環壕集落廃絶後に築造された群中最初期の大型墳墓で、北陸地方初の大型墳丘墓として知られる小羽山30号墓と同時期のものとみられます。最も新しい1号墳では長大な埋葬施設内から鉄剣が出土しました。古墳群は、弥生時代後期後半から古墳時代前期にかけて造営されたとみられます。

遺跡群の特徴

 弁財天山の高地性環壕集落を含めた本遺跡群は、北陸地方最古級の高地性環壕集落域が墓域へと変化し、さらにこの墓域内において北陸地方最古級の大型前方後円墳を生み出すといった変遷を一遺跡群で明らかにした福井県で初めての事例です。これは、稲作に象徴される安定した農耕社会から初期国家への移り変わりを典型的に示したものでもあり、北陸地方最古の事例として位置づけられます。

成果の公開

これら調査成果については、平成30年3月に鯖江市教育委員会が刊行した「今北山古墳群・磯部古墳群・弁財天山古墳群範囲内容確認調査総括報告書」(鯖江市埋蔵文化財調査報告第13集)をご覧下さい。報告書は県内図書館等で閲覧できます。

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お問い合わせ

このページは、文化課が担当しています。

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文化振興グループ
TEL:0778-53-2257
FAX:0778-54-7123
文化財グループ
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