環境保全区域について

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最終更新日：2017年3月24日

　市では、河和田地域の豊かな自然と地域の人たちが共生できる環境づくりを支援するため、市の鳥”オシドリ”や”ゲンジボタル”の生息している区域を、新たに環境保全区域として指定しました。

　鯖江市環境市民条例（平成14年4月施行）の規定により、良好な自然環境を有し、ゲンジボタルやオシドリなどの希少な野生動植物が生息する地域などを、「環境保全区域」として指定して、区域内における一定の事業に対して、事業者に届出を義務付け、環境への影響を監視することによって、区域内の環境を将来的に保全していくものです。

金谷川（中山公園東側）約0.35キロメートル（面積：4304.8平方メートル）の区域

　ゲンジボタルは、金谷川や河和田川で多く見られますが、幼虫期に、川に生息するカワニナを捕食して成長するため、河川水の汚れや底質の急激な変化によって、餌であるカワニナが減少すると、ゲンジボタルも生息できなくなってしまいます。
また、陸に上がって、蛹から成虫へとなる過程では、河川の法面や堤防の状況などが変化すると、生息に大きな影響を与えることとなります。

河和田川（天神川合流点から河和田橋）約1.1キロメートル（面積：27275.8平方メートル）の区域

　オシドリは、河和田川の流域で数多く見られますが、存続基盤が脆弱な種として、県のレッドデータブックでは、「県域準絶滅危惧」に指定されており、周辺環境が変化して生息条件が悪化することによって、絶滅するおそれがあります。