虫おくり
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最終更新日:2019年1月17日
指定情報
指定 | 《市指定》 平成18年3月31日 |
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所在地 | 鯖江市莇生田町 |
管理者 | 莇生田町 |
指定概要
毎年7月20日前後に町内の地蔵堂ほかで行われる地蔵盆と病害虫駆除の祈願が一つになった行事。殿上まいり(鯖江市指定78号)とともに河和田地区を代表する行事である。
当日、夕闇が迫るころ、子供たちは神社境内に集まり礼拝をおこない、その後松明を灯し「松明送れ、こんか虫送れ」という言葉を繰り返しながら町内を練り歩く。闇に浮かび上がる炎の列は言葉にならないほど幻想的である。
- 塚田五郎左衛門の伝承
村の入り口に館を構えた朝倉方の塚田五郎左ェ門という武将が織田方の攻撃に遭い、つまづいて転んだところを切り殺された。死ぬ間際に、「この稲株のために負けたのだ。この恨みはきっとはらす。」と言い残した。それ以来、彼の魂はコンカ虫(稲の害虫の呼び名)となって村人を苦しめた。村では彼の魂を鎮め、虫を追い払うために「虫送り」を行うようになった。
虫送り行事は、一般的に源平時代の武将齋藤実盛にまつわる行事とされ、かつては日本各地の農村で見られた行事だったが、近年各地で姿を消しつつある。
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