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洪鐘(梵鐘)

ページ番号:684-987-895

最終更新日:2019年1月17日

指定情報

指定

《市指定》平成10年11月2日

所在地 鯖江市本町3丁目 本山誠照寺
管理者 真宗誠照寺派本山誠照寺
時代 江戸時代中期
員数 1口

概要

 青銅鋳造の和鐘で、口直径(外)106.5cm、総高181cmの大きさがある。笠形の外周縁を肩といい、ここに八葉を鋳出しているのがこの梵鐘の特徴で、撞座は2、乳数は108を数える。中帯の間は卍くずしで埋め、草の間には獅子に唐草、麒麟に雲などの文様が鋳出されている。この梵鐘は第二次大戦中に供出されたが、強い希望により戻され、現在市内における梵鐘で大戦以前の作はこれのみとなっている。
 (いけ)()の1区に「寶暦六丙子年八月日」、3区に「治工大坂住 大谷相模掾藤原正次」の陽鋳銘があり、宝暦6年(1756)の制作年と作者が知られる。藤原正次は大坂の鋳物師で、享保から天保まで約100年間に多くの鐘を造ったとされるが、一人ではなく3~4代同名を継いだものと見られる。
 梵鐘は仏教とともに伝来し、本来、僧に集合を知らせる合図に鳴らしたものであったが、後に時刻を知らせるために用いられるようになった。一方、日本人は鐘の音に宗教的な意味をこめたらしく、『平家物語』の冒頭「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」はあまりにも有名である。

コラム 除夜の鐘

 大晦日の夜半に撞かれる鐘は、108の煩悩をはらう108回の鐘の音である。煩悩とはすべての生き物を惑わせる妄念のことで、貪欲(とんよく)(必要以上の欲求)・瞋恚(しんに)(怒りや恨み)・愚痴(ぐち)(妄想や混乱)の三根源(三毒)からなり、その種類は極めて多い。江戸時代は最も多数の梵鐘が製作されたが、この煩悩になぞらえて梵鐘の乳の数が108個つけられたものが多い。

※一般公開はしていません

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