漆塗太鼓形酒筒 附切子頭形栓
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最終更新日:2019年1月16日
指定情報
指定 | 《県指定》 第455号 平成31年3月22日 |
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所在地 | 鯖江市長泉寺町1丁目 舟津神社 |
管理者 | 舟津神社 |
時代 | 室町時代 |
員数 | 1点 |
概要
直径50cm、台座幅が35cmである。形態は太鼓同様の形をしており、極めて雄大。その用途は、神酒などを保存したものと推定されている。他に類例もなく、貴重なものである。なお、この樽には以下のような銘があり、応永23年(1416)の年号が記されている。
(銘文)
鯖江総社大宮常住
應永廿三年八月壱十日
同軒不可令借用 仮
若令借用一対二百文
無損料不可出
應永二十□
従四位下宮内太軸深江朝臣銘上有□者成
また、舟津神社ではほかに大鳥居(福井県指定第249号)・赤鳥居(福井県指定第307号)・本殿(福井県指定第306号)がそれぞれ福井県県指定文化財に指定されている。
コラム 樽の歴史
古くは酒など液体の貯蔵容器には、つぼ・かめなどが用いられた。鎌倉時代になると、木をくりぬいた太鼓形の樽が使われるようになり、やがて鎌倉末期から室町時代にかけて製造技術が発達し、桶に蓋板を固着した液体の運搬・貯蔵に便利な容器が出現した。樽の出現は、従来運搬が困難であった酒・油などの遠隔地取り引きを可能にし、酒造業・製油業などの発達を促し経済発展に大きく貢献した。
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