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所信表明 第358回鯖江市議会定例会(平成18年7月20日表明)

ページ番号:833-897-068

最終更新日:2017年3月24日

 第358回鯖江市議会臨時会が開催されるにあたり、提案理由を申し上げます前に、このたびの嶺北地方を中心とする大雨と、先般の北朝鮮が断続的に行った弾道ミサイル発射に対する本市の対応について申し上げます。

 15日から福井県に停滞していた梅雨前線が活発化し、激しい雨が降り、嶺北の北部地方を中心に土砂崩れや河川の越水による家屋等への被害が発生いたしました。全国各地でも被災された方がたくさん報道されております。心からお見舞い申し上げますとともに、犠牲になられた方々に対しまして、ご冥福をお祈りいたします。本市でも降り始めからの総雨量が約400ミリメートルに達し、道路の冠水による通行止め等が発生いたしました。

 市におきましては、降り始めの段階から情報収集に努め、断続的に対策会議を行い、17日の午前9時35分には水防対策本部、18日の午後6時には災害対策本部を設置いたしました。また、神明、中河、片上、立待、吉川、豊、北中山、河和田の各公民館には、現地対策本部を設置するとともに自主避難所の開設を行いました。市では、最大級の警戒体制を執りながら、排水機による河川への排水、現地パトロール、越水危険箇所への土のう積み、吉野瀬川特別警戒水位超過による避難準備情報の発令などを行い、可能な限りの水防対策を講じたところでございます。

 17日に北中山小学校グラウンドで開催を予定しておりました鯖江市防災総合訓練については、気象情報や地元のご意見も踏まえ、警戒体制に万全を期すことで中止し、グラウンドを使用しない各町内の連絡網を利用した情報伝達訓練、職員の非常参集訓練、日赤奉仕団と市連合婦人会による北中山小学校児童への炊き出し訓練を実施いたしました。

 また、去る7月5日未明には、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとの情報を得ましたので、早速これに対応するため、私を長として、助役、教育長、関係部長からなる連絡会議を市に設置いたしました。これまで計5回の会議を開催し、県危機対策・防災課からの情報の収集、市職員の連絡体制の確保、ならびに小・中学校など市の公共施設への連絡を行っております。現在も引き続き警戒体制を執っており、不審な兆候がある場合にいつでも連絡の取れる体制を敷いております。
今後とも、自然災害や武力攻撃等の有事から市民の生命、身体、財産を守るため、危機管理体制の整備と強化に万全を期してまいりたいと考えております。

 それでは、今回、議案第62号の一般会計補正予算として提案いたしました訪中事業について申し上げます。
本年9月に、中国・北京市で国際眼鏡業展覧会が開催されますので、この展覧会の視察を兼ねて、本市と長年の友好関係にある北京市の関係各位と会談し、今後の交流事業等に関する意見交換を行うために訪中したいと考えております。
まず、今回で第19回を迎える中国国際眼鏡業展覧会についてですが、9月26日から28日まで北京市内の中国国際展覧センターで開催され、世界の約20の国と地域から約800社に及ぶ眼鏡関連会社の出展と、約4万7千人の入場が見込まれている大規模な展覧会であります。中国経済の発展に伴い、年々規模を拡大しているこの展覧会には、鯖江市内からも毎年、数社の眼鏡関連会社が出展されておられます。今や中国は、生産地としてよりも、日本の総人口を越えるといわれる富裕層を有する巨大な市場として世界中の眼鏡関係者の関心を集めております。
今回、福井県眼鏡協会よりこの展覧会への視察要請がございましたので、経済発展著しい中国を市場として捉え、眼鏡業界の現状をしっかりと見てまいりたいと思っております。

 また、展覧会の開催地である北京市とは、昭和55年(1980年)に第1次鯖江市日中友好訪中団が北京市を訪問したのを契機として、以来、幅広い分野で交流を深めてまいりました。眼鏡研修生や農業研修生の受け入れなどの産業交流、万里の長城駅伝や少年サッカーをはじめとする各種のスポーツ交流、ピタリこどもサミットなどの文化交流、レッサーパンダをはじめとする各種の動物交流など、各方面で友好交流の成果をあげてまいりました。中国の首都・北京市と日本の一地方都市である本市がこのように長い間にわたって交流を続けてこれたのは、鯖江市日中友好協会や鯖江市国際交流協会をはじめとする市民の皆様方が地道に草の根の国際交流を進めてこられた賜物であり、一朝一夕には得られない大きな財産を残されたものと心から敬意と感謝の意を申し上げます。

 市民の皆様と行政とで築きあげてきたこの友好の歴史は、「市民参加と協働によるまちづくり」を実践されてきたものであり、時代の変化に伴い、交流のスタイルが変わっていっても、これを後世に引き継いでいくことが大切であると考えております。
今回の訪中を機に、北京市人民対外友好協会ほか北京市の関係各位と、今後どのように交流を進め、これまでの両市の友好の絆をさらに強くするためにはどうしたらよいのか、率直な意見交換を行ってまいりたいと思います。
以上、訪中事業の概略を申し上げましたが、今回の補正予算としましては、渡航費など90万円を計上いたしました結果、一般会計の総額は、206億5,760万円となりました。

 次に、議案第63号の下水道事業特別会計補正予算および議案第64号の水道事業会計補正予算におきましては、過去の高い金利の借入金につきまして、低利率での地方債による借換えが認められ、その額が決定いたしましたので、繰上げ償還に伴う公債費の増額および公営企業高金利対策借換債の追加を行い、下水道事業特別会計では1億700万円、水道事業会計では1,800万円の増額補正を計上いたしました。
これによりまして、今回補正後の鯖江市の予算の総額は、433億1,235万円となりました。

 次に、議案第65号の集排吉川東地区第1号工事は、長年の懸案でありました同地区の農業集落排水事業における処理施設の建設工事であり、このたび地元のご理解をいただいたところですが、地域住民の皆様の念願である平成20年4月1日の供用開始に向けまして、一層の事業促進と円滑な事業推進を図るための資材調達期間の確保に配慮し、去る7月3日に制限付き一般競争入札を行いました。その結果、議案にお示ししたとおり落札しましたので、この請負契約の締結をしようとするものです。

 次に、議案第66号は、6月末に神明小学校の校舎の外壁がはがれ落ちる事故があり、児童の安全確保のために早急に対処する必要がありましたので、一般会計におきまして、その補修費として470万円を増額補正し、7月3日付で専決処分を行いましたところであり、その承認を求めるものです。
以上、提出議案の概要等について申し上げました。何とぞ、慎重にご審議くださいまして、妥当なご決議をいただきますようお願い申し上げます。

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