鯖江市地域公共交通網形成計画(素案)への意見募集結果について
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最終更新日:2017年3月24日
鯖江市地域公共交通網形成計画(素案)への意見募集結果について
平成28年1月15日(金曜日)から平成28年1月28日(木曜日)まで実施しました鯖江市地域公共交通網形成計画(素案)への意見募集につきまして、下記のとおり取りまとめましたので、公表いたします。
意見提出者総数:3人
意見提案数:12件
お寄せいただいた市民意見の概要およびそれに対する市の考え方につきましては、下記のとおりです。
ご協力いただき、ありがとうございました。
ナンバー | 項目 | 意見の概要 | 市の考え方 |
---|---|---|---|
1 | 運転免許自主返納 | 鯖江市の運転免許返納者数が、県全体の増加傾向に対して伸びないのは、公共交通の便が悪いので自家用車を手放せないからでしょうか。 | 県全体の増加傾向が大きく見えるのは、返納者数が大きく増え始めた時期が市町ごとに異なることが要因であり、これは市町による返納者に対する支援制度の開始時期の違いによるものと思われます。鯖江市は近隣他市と比較しても、実数や伸び率は同程度で推移しています。 |
2 | タクシー | JR鯖江駅からタクシーに乗る来訪者は、運転手の応対で鯖江市の印象が決まってしまうと思います。 一方、タクシーの運転手から、観光客対応の研修だけでなく、近年利用の多い高齢者に対する研修を受けたいという意見も聞いています。 |
市民だけでなく、来訪者にも使いやすい公共交通サービスの提供を目指すにあたり、公共交通ネットワークの一端を担うタクシーの役割は重要と考えます。 タクシー事業者においては、普段から高齢者を含めた乗客対応に関する指導を行うとともに、事業者合同で開催する研修会においても高齢者対応をテーマとした研修も行ってきており、今後も引き続き研修内容の充実に努めるとのことです。 |
3 | タクシー | 計画書(素案)のページ34に記載されているタクシー保有台数について、福祉車両保有が1社のみとなっていますが、他社も所有しているのではないでしょうか。 | 福祉車両には「車椅子専用」と「車椅子・一般併用」の区別があり、計画書(素案)に記載した福祉車両は車椅子専用として登録している車両を掲載しております。記載表現を修正して誤解が生じないようにいたします。 |
4 | つつじバス | つつじバスの時刻表について、市民は現在の形を見慣れているかもしれないが、来訪者等には分かりづらいようです。特に周回方向によって見方が違ったり、JR鯖江駅の2つの乗り場がどちらが北か南かも分かりません。 現在の冊子版以外にも、観光客がよく利用する路線に絞ったり、観光マップにつつじバス路線と時刻を追加したような、観光客向けの独自の時刻表があると良いと思います。 |
来訪者向け時刻表・パンフレットの製作は、本計画の目標を達成するために行う事業の一つと位置づけており、計画期間中の早期実現を目指します。 また、現在の冊子版についても、JR鯖江駅の乗り場情報の追加などの改善を実施します。 |
5 | 広域連携 | 隣接市町コミバスとの連携について、越前町のかに祭り、すいせん祭りなどに公共交通機関でJR鯖江駅から行く場合、つつじバスで神明まで行き、そこから路線バスの福鉄鯖浦線を利用することになりますが、とても不便だという意見を聞いています。午前・午後2便ずつくらい乗継できる便があると良いと思います。越前市方面へも、鯖江市のうるしの里、めがねミュージアムと、越前市のナイフビレッジ、和紙の里や、将来的には南越駅(仮称)などを周ることができる路線を希望します。 | 路線バスやコミュニティバスは、通院やお買い物など日常生活の移動手段としての役割を担っており、貸切バスのような観光地を周遊する運行とは異なります。 そこで、本計画では、初めて利用する観光客でも気軽に利用できるよう、コミュニティバスによる鉄道駅と市内の観光地を結ぶ新たな路線を設置する計画となっています。また、近隣市町との連携により広域的なルートを検討しており、これら、新たな取り組みを通して、利便性の向上を図りたいと考えています。 |
6 | つつじバス | 運営財源確保のために、つつじバスの現在の運賃100円を200円にしても良いと思います。 | つつじバスは、平成19年度以降、1乗車100円の運賃制度を継続しています。今後は、安定的な運営財源確保のため、広告収入等の拡充を図るとともに、無料化制度を含め、運賃について議論を進める必要があると考えています。 |
7 | 観光 | 計画書(素案)ページ60の以下の事業は早期に実現していただきたいと思います。 (14) 主要観光施設へのつつじバスルートの設定 (15) 周辺市町との連携による広域観光バスルートの検討 (16) バス車内への観光パンフレットの設置 (17) つつじバス車内放送を利用した観光案内 |
(14)については、つつじバス路線の再編作業の中で具体的なルート等を検討して参ります。 (15)については、関係市町や運行事業者との連携を図りながら検討しして参ります。 (16)、(17)については、計画期間の早い段階での実現を目指します。 |
8 | JR鯖江駅 | サンドーム福井でコンサートが開催される日は、特に終演後の混雑がひどく、サンドーム福井とJR鯖江駅間の臨時バス運行を希望する意見を聞きます。 一方、JR鯖江駅での対応改善や、エレベーター設置・トイレの改修などの施設改善については評価します。 |
サンドーム福井などイベント開催時の送迎については、最寄駅と会場を往復するシャトル形式が適しており、生活路線バスであるつつじバスを送迎に使用することは運行の目的とは異なります。イベント開催時には、イベント主催者等が専用のシャトルバスを運行されることが望ましいと考えますので、ご意見を施設管理者にお伝えしました。 JR鯖江駅については、念願のエレベーター設置の実現やトイレ改修に加え、駅員方の努力により利用環境が改善されたことで、ご意見のような評価をいただけることにお礼申し上げます。 |
9 | 福井鉄道 | 福井鉄道福武線の利用について、昔利用していた頃と比べると利用者は減っているが、福鉄職員も利用促進に頑張っている姿を見かけます。 | 福井鉄道福武線は、平成20年度から沿線住民や国・県・沿線自治体の支援を受けながら、再建を目指して利用促進活動等に取り組んでいます。 平成29年度末での目標である年間利用者数200万人達成に向けて、本市も利用促進に努めます。 |
10 | つつじバス | つつじバス河和田線の最終便の鯖江駅前発を19時以降にしてもらえないでしょうか?現在の運行だと、部活動をしている高校生には早すぎます。 | 平成29年度に実施を予定していますつつじバス路線再編では、通勤・通学需要への対応を目指しています。また平成28年度には、市民の皆様のご意見を踏まえてルートやダイヤの見直しを行う予定となっております。 |
11 | つつじバス | 再編後のつつじバス路線案について、次のとおり提案します。 ・現在、高年大学開校日のみ運行して高年大学止まりとなっている片上・北中山線第2便を、神明駅→高年大学→橋立→吉谷→大野→落井→上戸口→北中山公民館→東陽中学校→中河公民館と周回するようにして、幹線や鯖江南・新横江・中河線に乗り継げるようにする。 ・幹線に乗り継いだ場合は待ち時間10分程度とし、中河公民館→曲木斎藤病院→めがね会館(文化センター、総合グラウンド)→JR鯖江駅→というルートで巡回する。 ・鯖江南・新横江・中河線に乗り継いだ場合は待ち時間10分程度とし、中河公民館→曲木斎藤病院→下新庄→JR鯖江駅→嶋田整形外科医院→サンドーム福井→というルートで巡回する。 ・帰りは逆進行とし、斎藤病院、嶋田整形外科医院等を11時30分以後に出発して1回乗り継ぎで片上方面にお昼前後に帰宅できるようにする。 |
現行のつつじバスは、各地区を巡回する「支線」と市の中心部を巡回する「中央線」の2種類に区分して運行していますが、本計画では、市域の東西を結ぶ「幹線」と市街地中心部を巡回する「循環線」や近隣市町間の連携による「広域線」、さらにはこれまでどおり各地区を巡回する「支線」の4つの機能を持つ、新たなつつじバス路線を構築することで利便性の向上を図っていきたいと考えています。ご提案につきましては、平成28年度に実施する具体的なルートやダイヤの編成作業時の検討材料とさせていただきます。 |
12 | つつじバス | 今回のコミュニティバスの運行計画を基にすると中学生の各学校区毎の冬季スクールバスの臨時運行が可能になる様に思いますので、次のとおり提案します。 「要領」 ・期間は1月8日から3月15日までの2ヶ月と1週間とする。 ・定期券の利用を基本とし、全期間一括購入とする。 ・料金は1ヶ月5千円から6千円とし予約制とする。 ・利用区間は各自宅から在学中学校近くのバス停留所とする。 ・保障は各車両に付いている保険の保障内とする。 ・乗降場所は各コミバス停留所で各町内1ヶ所以下で大路のみとする。 ・運行は登校時1便、下校時2便とする。 「運行」 ○東陽中学校の場合 (1)橋立、舟枝、片上方面:高年大学前→片上全域→学校 (2)上戸口、中戸口、磯部、落井方面:上戸口→学校 (3)金谷、椿坂、西袋、別司、戸口方面:金谷→学校 (4)河和田方面:現行の冬季スクールバス運行 (5)上河端、曲木、出口、花出、原方面:上河端→学校 ○鯖江中学校の場合 (1)下新庄、新町、横越、上河端方面:下新庄→学校 (2)新町、長泉寺、本町3・4丁目方面:柳町→学校 (3)五郎丸、定次、宮前方面:五郎丸、定次、宮前→学校 (4)その他市街地:各所バス停→学校 (5)豊方面:幹線の右回り、左回りの各1便から2便→学校 (6)上河端、長泉寺、西山方面:上河端→学校 |
つつじバスは、生活路線バスとしての位置づけの中で運行しており、本計画では、幹線交通網と二次交通網のネットワーク化の推進を目指した取り組みを進める中で、JR鯖江駅・北鯖江駅、福井鉄道神明駅・西鯖江駅に近い嚮陽会館の4箇所を乗継拠点として設定しています。 通勤、通学需要への対応を再編の一つとして本計画で掲げていますが、運行形態については4つの乗継拠点と各地区間を決まった時間に決まった路線で運行する定時定路線型であり、対象者は朝夕に鉄道駅を利用する高校生や通勤者等を想定しています。 中学校のスクールバスとしてのつつじバス運用についてのご提案につきましては、公平性を考えますと市内3校を網羅する市内全域での新規路線の設定が必要となり、認可申請をはじめバスの運用面、また費用面を総合的に判断しますと厳しい状況にであることから、スクールバス本来の貸切バスによる運用が望ましいと考えます。 |
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