水をきれいにする仕組み
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最終更新日:2017年3月24日
水をきれいにする仕組み
集まった汚水を、魚もすめるようなきれいな水に戻す施設です。
流入してくる汚水は1次処理(沈殿)、2次処理(微生物による生物的処理)を行い、滅菌してから日野川に放流されます。放流水はBOD3.4ミリグラム毎リットル、SS2.7ミリグラム毎リットル(平成26年度平均)まで水を浄化して放流しています。
・BOD(Biochemical Oxygen Demand)=生物化学的酸素要求量。水中の有機物を微生物が分解するのに使われた酸素量のことで、河川の水質の指標として最も一般的に用いられているものです。この数値が低いほど水質が良いことを示します。BOD5ミリグラム毎リットル以下なら、魚がすむことができるといわれています。
・SS(Suspend Solids)=浮遊物質量。粒径1マイクロメートル(0.001ミリメートル)以上の懸濁性の物質を浮遊物質といい、1リットル中に浮遊物物質がどれだけあるかを表す専門的な指標です。水質汚染の指標となります。
最初沈殿池
汚水をゆっくり流して、沈みやすい泥などの固形物の大部分を沈ませます。沈んだものはかき寄せて汚泥濃縮タンクに送ります。またうわ水は反応タンクに送ります。
反応タンク
下水に活性汚泥(微生物のかたまり)を加え、時間をかけて空気を吹き込みます。下水中の汚物は、活性汚泥中の微生物の栄養源となって取り除かれ、水や炭酸ガスに分解されます。細かい浮遊物質は繁殖した微生物のまわりに集まって沈殿しやすい汚泥となります。
最終沈殿池
反応タンクから送られてきた混合液を静かに流し、活性汚泥を沈殿分離します。きれいになったうわ水だけを塩素混和池に送ります。また底に沈んだ活性汚泥の一部は反応タンクに戻し、余分な汚泥は汚泥濃縮機に送ります。
消毒設備
最終沈殿池より送られてきたうわ水には、まだ大腸菌などの細菌が含まれているので、次亜塩素酸ソーダで滅菌して、日野川に放流します。
汚泥処理
沈殿池から抜かれた汚泥は重力濃縮または遠心濃縮により汚泥濃度を高めることで減量し、汚泥消化槽に送られます。汚泥中の有機物が嫌気性微生物により分解(ガス化・低分子化)され、汚泥量の減少と質の安定化、また衛生面での安全化が図られます。脱水汚泥は全て鯖江クリーンセンターで焼却処分後、埋立処理しています。
消化槽
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