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越前漆器

ページ番号:385-117-092

最終更新日:2021年11月17日

越前漆器

指定情報

指定 《市指定 第90号》 平成21年
所在地 鯖江市河和田地区
保持者

6名(蒔絵2名/板物木地1名/挽物木地1名/呂色1名/沈金1名)

時代 6世紀または延喜5年(905)頃~現在

概要

 越前漆器の始まりは、醍醐天皇の時代(延喜5年・905)に、漆塗の韓櫃(からびつ)を庸として献上させたこととされている。また、男大迹王(おほどのおう)(継体天皇)が河和田を視察した際に、壊れた冠を片山の漆職人が修理し、黒塗りの椀を添えて献上したところ、王に気に入られ、漆器づくりが奨励されたのが起源だと伝えられている。
 越前漆器は、もとは「片山椀」と称され、黒塗りの三つ椀のみという様式であったが、江戸時代末期に京都の蒔絵や輪島の沈金が伝わり、明治中期には生産地が河和田地区全域に広がり、椀以外の幅広い製品が造られるようになった。昭和になると、販路・生産が拡大し、越前漆器の名は全国的に知られるようになった。
 現在の越前漆器は、椀・皿・杯・盆・膳・鉢・重箱・文庫・花器など幅広い製品が造られており、業務用の「樹脂製漆器」は国内生産の約80%を占めるなど、五大生産地に数えられる国内有数の漆器産地である。昭和50年に「伝統的工芸品」に指定され、その指定要件として次の4項目が挙げられている。
(1)木地
 挽物はトチノキ、ミヅメ、ケヤキ等の木を縦方向に立木挽きし、ろくろ台及びろくろがんなを用いて成形する。板物は、仕上げ削りした後、生漆に米のり及び木の粉を混ぜ合わせたもの等を用いて成形する。
(2)下地造り
 漆塗の下地は地粉・砥粉などを漆に混ぜ合わせたものが一般的だが、河和田では、柿渋に松煙(炭を石臼で挽い た粉)を混ぜ合わせたものを繰り返し塗付する「渋下地造り」と、生漆に地の粉、米のり等を混ぜ合わせたものを繰り 返し塗付する「地の粉下地造り」の2種類がある。
(3)上塗り
 精製漆を用いて「花塗」又は「ろいろ塗」をする。
(4)加飾
 沈金又は蒔絵による。


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