野生のニホンザルへの被害対策
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最終更新日:2023年5月23日
鯖江市のニホンザル対策について
野生のニホンザルがおよぼす被害
野生のニホンザルは、より容易に、大量に、栄養価の高い食物を求めて行動しています。行動域の山ぎわ付近に立地する家庭菜園等を中心に、1年をとおして農作物被害が発生しています。
春はイチゴ・タネイモ・タネモミ、など。
夏はキュウリ・トマト・スイートコーン・ナス・タマネギ・ジャガイモ・カボチャ、など。
秋はコメ・ニンジン・カキ・クリ、など。
冬はダイコン・ハクサイ、など。
農作物被害額等で確認できる被害以上に、農家・住民への心理的なダメージ、負担が大きく、農業への意欲、いきがいの著しい低下が懸念されています。
野生のニホンザル対策
追い払い
ニホンザルを対策するうえで、もっとも容易で、効果的なのは追い払いです。
サルは群れで行動しているので、追い払いを実施する際は必ず複数人(できれば4名以上)で連携して追い払いましょう。
アクション | 備考 | |
---|---|---|
1 | サルを発見 | 番号の順序で対応します |
2 | 大声で叱りつける |
昭和の雷オヤジになりきって、思い切り叱りつけましょう。ナベ蓋やヤカンを叩くのも可。 |
3 | 花火で合図 | 花火は威嚇用ではなく、人が迫ってくる狼煙のイメージで使用しましょう。 |
4 | 複数人で山裾までサルを見送る |
山の一歩手前ではなく、山に一歩入ったところまで追い上げることで、サルに一筋縄ではいかないと印象付けられます。 |
5 | 物理的手段(エアガンなど)でアプローチ | 可能な範囲で2から5までを繰り返し。 |
6 | 群れの最後尾を見送る | 姿が見えなくなったら撤退しましょう。 |
その他 | 食べ物になる野菜は屋内で保管 |
サルにとって、簡単に食べ物を食べられる場所ではない、と学習させていくことが大事です。 |
・サルはよほどのことがない限り人間に直接攻撃してきません。ただし、威嚇行為で迫ってくることはあります。
・追い上げの際は、サルの逃げ道を確保してあげましょう。
サル特化型電気柵設置法「おじろ用心棒」
兵庫県で開発されたサルに特化した電気柵設置法です。
下部にワイヤーメッシュ柵、上部に電気柵(3~4段)を組み合わせた設置法です。正しく設置を行い、電気柵の機能をしっかり持続できれば、ほぼ100%、サルの被害を抑制できます。
おじろ用心棒設置例
おじろ用心棒設置例
必要資材 | 規格 | 数量 | 算出式 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ワイヤーメッシュ |
高さ1.0m×幅2.0m、 |
約40枚 | 設置延長÷2m | 設置の際は、ワイヤーメッシュ同士は1目合分を重ねてください。 |
電気柵本体機 | 1台 | |||
FRPポール |
Φ14mm、 |
約42本 | 設置延長÷2m+2本 |
|
鉄筋 |
高さ1500mm | 4本 | 4角の補強用 | |
ステンレスフック |
Φ14mm用 | 約168個 | FRPポール数×4 | ワイヤーメッシュ最上部の横線から、5cm(縦線の凸がある場合は10cm)、5cm、10cm、10cmの箇所に付けてください。 |
電気柵コード |
約200m | 周囲の延長×4段分以上 | ||
おじろスプリング |
Φ14mm用 | 約126個 | FRPポール数×3 |
アルミテープで代用可能です |
番線 |
約150本 | FRPポール数×3 | FRPポールとワイヤーメッシュの結束用 |
参考情報
おじろ用心棒(兵庫県森林動物研究センターHPより)(外部サイト)
兵庫県森林動物研究センターさんに了承をいただいたうえでリンクを掲載しています。
おじろ用心棒についてのお問い合わせは鯖江市へお願いいたします。兵庫県森林動物研究センターさんへのお問い合わせはご遠慮ください。
お問い合わせ
このページは、農林政策課が担当しています。
〒916-8666 鯖江市西山町13番1号(市役所別館3階)
農林振興グループ
TEL:0778-53-2233
FAX:0778-51-8153
農地管理グループ
TEL:0778-53-2234
FAX:0778-51-8153
里づくり支援グループ
TEL:0778-53-2232
FAX:0778-51-8153
鳥獣害のない里づくり推進センター
TEL:0778-51-2110
FAX:0778-51-2420