1.まずは、欲しいメガネのイメージ
基本的には、きちんとイメージをかためていただいて、とにかく何がしたいのかをはっきりさせてきていただきたいです。 一番困るのが、すごく漠然としてることですね。「かっこいいのが欲しい」「自分に似合うのが欲しい」と言われても、素材はメタルなのかセルなのか、あるいはサングラスなのか普通のメガネなのか…。例えば芸能人が掛けてたとか、映画でスターが掛けていたのみたいな、というのでもいいですし。 出来る人だったら、もう絵を描いてきてもらってもいいですしね。自分でデザインしたのを掛けたいって言って来てもらってもいいですよね。 |
2.素材は何にする?
うちで扱っている素材は、木、セル、メタル(サンプラチナ合金)です。 |
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素材で一番やりやすいのはこのサンプラチナですね。基本的に既存パーツの組み合わせによるオーダーなので、セミオーダーみたいな感じになります。レンズをはめ込む部分の かたちはもちろん替えられるんですけど、このパーツを作ってるわけじゃないんでね。このワタリって部分は、職人の手づくりですけど。セミオーダーの方がお客さんにとってもやっぱり分かりやすいんですよね。想像がつきやすくてやりやすい。だからこのサンプラチナが一番出ますね。 |
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セルは、サンプラチナと違ってどんなんでもできるので、制限がないんです。チョウチョの形とかね(笑)。自由すぎてどうしていいか分かんなくなっちゃう。 |
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木はほんと大変です。厚みのある木を彫りだして作ってるんです。曲がってるカーブの分の厚みまでが必要なんです。これを削って作るんです。だから仏像を彫る人がかたまりから彫ってるのに近いものがあるんじゃないですかね。 | ||
あとサンプラチナとセルの組み合わせとか…フロントがセミオーダー形式のサンプラチナで、テンプルはセルになってます。これは2人の職人さんの合作といいますか、まあそういっても、2人の職人さんの間を僕が走り回ってね(笑)。 基本的にオーダーメードの商品は、木を除いてはどれも35,000円くらいからとしています。それから色んな技術が加わるにつれて値段は上がりますけどね。木の素材だけは、75,000円くらいからです。大変なんでね。 |
3.お顔のサイズを測ります
お顔のサイズをとらないといけないので、一度は来て頂かないとオーダーはちょっと無理かなと思います。 |
4.図面で最終確認
そうやってイメージや素材を決めてから、私が図面を作り、後日また来ていただきます。図面の段階で何回もやり直しますね。もうちょっとここ細くしてくれとか、修正をかけながら、最終的にきちっとした図面があがるまで何回でもやります。ただ県外から来られたりする場合だと、何回も来て頂くわけにいかないので、データをメールで送ったりとか、図面をファックスで送ったりとか、情報をやり取りします。 |
5.職人さんに発注
図面がきっちり出来上がってから職人さんに発注します。で、発注してから職人さんが作り上げるまでに、木だと一ヶ月くらいかかったりしますね。木じゃなくても、お店に来て、じゃあやりましょうっていってからでも、最低一ヶ月はかかります。そういう感じなので、一概にどれだけで仕上がるとは言いづらいんですけどね。何回もやりとりしますから。 |
…完成!
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