第27回ジャパン漆サミットを開催しました
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最終更新日:2024年10月21日
第27回ジャパン漆サミットを開催しました
漆器産地の連携強化、漆器文化のさらなる発展を目的に、国の伝統的工芸品として指定を受けた全国の漆器産地を有する自治体の首長および産地組合理事長が一同に集い、意見交換する「第27回ジャパン漆サミット」を10月17日、越前漆器伝統産業会館(うるしの里会館)で開催しました。
サミットは持ち回りで開かれており、鯖江市では平成6年、平成17年に次いで3回目の開催となりました。
サミットでは、近年注目されている地場産業の魅力を取り入れた「産業観光」について、インバウンド対応などの環境整備や、観光施設との連携、プロモーションなど、参加自治体が取り組んでいる現状や課題を協議しました。
また、高度な漆器技術を次世代に伝えることで漆器産業の持続可能な発展を確保する必要がある中、漆器職人の多くが高齢であり、後継者不足という深刻な現状に直面しているため、若者の受入体制や技術習得機会の整備など後継者育成への取り組み状況や課題について協議しました。
最後に、 「漆文化」の素晴らしさを次世代に引き継ぐとともに、さらなる発展を遂げるため、共同宣言の採択を行いました。
サミット写真
ジャパン漆サミット 共同宣言
1 伝統技術の継承と発展
伝統技術の研鑽を図りながら、技術継承が持続できる環境構築と同時に、現代の生活様式に合った商品開発を推進することで、漆器産業の活性化を進めていきます。
2 災害に強い漆器産地の構築
漆器産地と自治体が一体となり、自然災害から漆器産地を守り、伝統工芸品を後世に引き継ぐため、相互に支援できる体制を確立し、災害発生時の迅速な復旧体制の構築や伝統工芸品の保存・継承に万全を期します。
3 漆器の国際的なブランド力向上
漆器の魅力と文化を世界に発信し、国際的なブランド力を高めるとともに、インバウンド需要に対応した商品開発や、体験型観光の推進を通じて、漆器産業の新たな可能性を開拓します。
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