鯖江市指定文化財

こうのもへいけもんじょ
河野茂兵衛家文書(3点)

指定 
所在地 
管理者 
時代
《市指定》 平成15年3月1日
鯖江市小黒町1丁目 
個人
天文23年(1554)〜永禄12年(1569)
 

 河野家の所在する小黒町村は長泉寺の山の西側、日野川沿いの村で、近世は福井藩領に所属していた。太閤検地のとき以来、小黒町村で居屋敷を免除されており、中世以来の草分け的な有力農民であった。近世には庄屋を勤めたこともあり、現在は中道院檀家総代である。
 河野家文書はすべて天地31.7cmの巻子1巻になっており、端から鯖江市史の河野茂兵衛家文書の番号で17号、6号、3号、4号、2号、1号の順に並べられている。各文書の長さは大体同じで、それは原文書の上下が切りそろえられた結果とみられる。この巻子は「明治四十二年調製 道広」と記され、このとき作られたものである。これらのうち、1号、2号、3号文書の3点が長泉寺に関係する文書である。
 2号文書と、3号文書は長泉寺西泉坊に宛てられたもので、本来中道院文書と同じ伝来であったとみられる。また、1号文書も長泉寺に直接関わるものであり、『中道院文書』と、『河野茂兵衛家文書』の3点は中世の中道院の最も基本的な資料として重要である。特に『河野茂兵衛家文書』では上木氏、鳥羽氏、山内氏など中世の鯖江市域内外の有力武士の名が記されており、彼らの活動を示す文書として貴重である。

1号文書 中村吉富書状(天文23年)
2号文書 景富・景寄寄進状(永禄6年)
3号文書 山内景秋寄進田地坪付(永禄12年)
河野茂兵衛家文書 河野茂兵衛家文書 河野茂兵衛家文書
1号文書 2号文書 3号文書
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