ザ・BACKSTAGEのバックステージへ
生産部、デザイン室のセクションから構成されています。生産部は生地の切断から最終仕上げまでを一貫して行うことで、徹底した納期管理と品質管理を行います。
デザイン室、試作室
見晴らしの良い2階で、デザイナーさんたちは集中して仕事をしています。一つひとつの図案を細かく丁寧にモデリングしていきます。デザイナー自身がサンプルを製作することでより具体的なデザイン案が出来上がります。
切断・カーブ入れ
市)生地の切断から、カーブ押さえ、内形、外形カットまで、枠摺りと呼ばれる工程を行います。デジタル処理の機械を使っていますが、アナログできちんと原理を身体で覚えさせるということも徹底しているようです。
ガラ入れ
市)ガラに那智石と房州粉を入れ、バレル研磨します。荒ガラ、中間ガラ、仕上げガラを見せていただいたが、キレイな丸みを帯びていました。バンブーとウッドのガラはパーツとしても使えそうなくらいつるつるしていました。
研磨室
眼鏡製造の心臓部ともいえる磨き工程を行うバフ研磨室。フェルトや布のバフに房州粉を付けて磨きます。ブランド製品によっては、磨き方に特徴があり、特注のバフ自体をつくることも。
若手職人のお二人
雨田大輔さん(鹿児島出身)、粟田征樹さん(愛知出身)
お二人ともものづくりが好きで職人に憧れ、はるばる鯖江へ。雨田さんは「BACKSTAGEの色を製品作りに出していけたら」という抱負を持ち、粟田さんは「日々成長できるよう努力している最中。自分たちにしかこの修行の厳しさに耐えられない」と芯の強い一面をお持ちです。
ところでBACKSTAGEの職人さんはみな頭が坊主。この坊主頭には部長である市川さんへの敬意が表れているようです。お二人とも、尊敬する人は?という質問に「市川部長」と声を揃えていました。また目標は?との質問には「市川部長を超えること」と即答。市川さんの厳しさの中に、思いやりのある部下指導がここまで信頼を厚くしているんですね。それは若手職人さんたちのイキイキと働く姿からも伝わってきました。