鯖江メガネファクトリー

IOFT2007

毎年10月に発表される「日本メガネベストドレッサー賞」。テレビ、雑誌などの各種マスコミや業界関係者から大きな注目を浴びているこの賞の表彰式が、東京ビックサイトで開催されていた「メガネの国際総合展 IOFT2007(10月10日〜12日)」の中で行われました。

「メガネの国際総合展 IOFT」は、アジア最大級の国際眼鏡総合展で、世界4大眼鏡展の一つです。
今回は、世界20ヶ国より過去最多の500社が出展し、出展各社は、3日間の会期中、新作メガネフレーム、サングラスなどを一挙に発表しました。
来場登録者数は15,000人を超えており、国内はもとより、アジア、欧米といった世界各国の主要企業が一堂に出展していました。

さて、「日本メガネベストドレッサー賞」とは、全国の眼鏡業界関係者の応募に基づきノミネートされた候補者を元に、 各業界から「今、最も輝いている人」「メガネの最も似合う人」を選考し、表彰するというものです。

今回のメガネザンマイは、多くのメガネ著名人の中から選ばれた「日本メガネベストドレッサー賞」受賞者の紹介をします。また、後編では、今回、経済界部門で受賞された福井県鯖江市出身の藤田晋氏((株)サイバーエージェント代表取締役社長)のインタビューを取り上げます。

第20回日本メガネベストドレッサー賞&受賞コメント

【政界部門】 東国原 英夫(宮崎県知事)

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ドレッサー賞という、私とは真逆の賞でびっくりしています。メガネを掛け始めたのは数年前、大学在学中に老眼が進行したんですね。現在、掛けているメガネは、リーディンググラスなのですが、定例記者会見で掛けた時に、上目遣いをするものですから「掛け方がみっともない」とお叱りを受けました。つい先程も、福井ゾーンで「その掛け方は、みっともない。」と言われてしまいました。(笑) しかし、このスタイルをつらぬいた結果が、今回の受賞に繋がったと思いますので、今後も、メガネベストドレッサー賞を受賞したということをバックに、この東国原スタイルを続けさせて頂こうと思います。

【経済界部門】 藤田 晋((株)サイバーエージェント代表取締役社長)

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福井県鯖江市の出身なので、子供の頃の同級生は、眼鏡屋の息子が多かったですね。普段は、コンタクトレンズを使用していることが多いのですが、地元の政治票(眼鏡業界票)のおかげで受賞できたのではないかと思っています。(笑) 日本で生産されるメガネの95%が我が鯖江市で生産されていますが、現在は、中国産に押されて厳しい状況だと聞いていますので、今後はインターネットとメガネの融合を目指して、地元を盛り上げて行きたいと思います。今日は、どうもありがとうございました。

【文化界部門】 養老 孟司(東京大学名誉教授)

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中学生の頃からメガネを掛けだしました。父が福井県大野市の出身で、子供の頃、白山を登山したのですが、その時、トイレで眼鏡を落としてしまい、はっきり見えない状態で下山するという苦い経験をしました。そのため、今では旅行に行く時には、もう一枚眼鏡を持ち歩くようにしています。現在は、10枚の眼鏡を所有していまして、今掛けている眼鏡は鯖江産の眼鏡です。この眼鏡は、プラスネーションの技術を施した眼鏡で、柿の木に樹脂を染み込ませて作ったものです。この眼鏡は半年くらい掛けているのですが、温かい感じがして気に入っています。

【スポーツ部門】 鈴木 亜久里(ARTAプロデューサー・Super Aguri F1チームオーナー)

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眼がずっと良かったので、メガネで賞を頂くというのは想像してませんでした。メガネは、子供の頃から好きで、大人になってファッションとしてあこがれて、衝動買いをしてます。サングラスを買うのは恥ずかしくないのですが、伊達眼鏡を作るのは恥ずかしいですね。今では、30〜40枚のサングラスを持っています。サングラスは外での仕事が多いので必需品なんです。ヨーロッパでは眼を保護するため子供がサングラスを掛ける習慣があります。日本も紫外線が問題視されているので、今後、子供もサングラスをどんどん掛けるようになればと思います。本日は、どうもありがとうございました。

【芸能界部門】 眞鍋 かをり(タレント)

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本当にうれしいです。びっくりしました。3〜4年程前から、メガネを掛けてメディアに出るようになりましたが、毎年、この表彰式のニュースを見て、芸能界にはメガネの似合う方がたくさんいるなと思っていたので、自分には、受賞機会は回って来ないと諦めてました。去年の冬は、メガネと靴とバッグを赤系に統一して、楽しんだので、今年の秋冬は、カラータイツが流行っているので、それに色を合わせて、自分の好きな色を指し色として、メガネを楽しもうと思っています。これを機に、世の中に、メガネ男子・メガネ女子がもっともっと増えていくように、提案していきたいです。

【サングラス部門】 竹中 直人(俳優・映画監督)

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私は人格を作らないと話が出来ないんですが、メガネを掛けていると、違った人格になるれるので、メガネは必需品です。このサングラス部門での受賞は本当に嬉しいです。松田優作さんや原田芳雄さんに憧れてサングラスを掛け始めました。学生の頃は、900円のサングラスで我慢していましたが、今では自分の気に入った物が買えるようになりました。一生、掛けていきたいと思います。どうもありがとうございました。

【特別賞】 森 泉(モデル)

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大好きなメガネやサングラスで賞を頂いて、すごく嬉しいです。サングラスは60枚くらい持っていますが、これからも、いっぱいメガネを揃えていきたいと思います。ありがとうございます。